僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「何じゃないわよ彗! 1位って何!? そんなに頭よくてどうするの!」


ガシッと彗の肩を掴んで揺らすと、「脳みそ揺れるからやめて」と言う学年1位。


なんで彗が1位!?

あたしに付きっきりで勉強教えて、終わったらすぐ寝てたじゃん! 授業中すら寝てたじゃん!


「ずるい!」


彗は頭がフラフラするのか、何回か瞬きをしてからあたしを見た。


「ずるいって何が?」

「だから学年1位! テスト! 総合点!」


ビシッと順位表を指差すと、彗はあたしの指先を追う。


「……あ、1位だ」

「「遅いっつーの!」」


あたしと祠稀がハモると、彗は欠伸をしながら順位表を眺め始めた。