「何じゃないわよ彗! 1位って何!? そんなに頭よくてどうするの!」
ガシッと彗の肩を掴んで揺らすと、「脳みそ揺れるからやめて」と言う学年1位。
なんで彗が1位!?
あたしに付きっきりで勉強教えて、終わったらすぐ寝てたじゃん! 授業中すら寝てたじゃん!
「ずるい!」
彗は頭がフラフラするのか、何回か瞬きをしてからあたしを見た。
「ずるいって何が?」
「だから学年1位! テスト! 総合点!」
ビシッと順位表を指差すと、彗はあたしの指先を追う。
「……あ、1位だ」
「「遅いっつーの!」」
あたしと祠稀がハモると、彗は欠伸をしながら順位表を眺め始めた。



