「「どうだった!?」」
一直線に俺たちの前まで来た有須に、凪と祠稀は見事なハモりを披露する。
聞かなくても分かるのに。
有須の顔が、真っ赤だ。
「……どうしよう」
「ほらぁ! やっぱデートの誘いじゃんっ」
「どうしよう! なんて返事すればいいの!?」
「え!? 今OKしたんじゃないの!?」
「してないよ!」と有須は慌てふためく。
「……なんて言われたの?」
俺の質問に、有須は一瞬だけ目を合わせ、恥ずかしそうに俯く。
「明日……テスト終わったら、どっか遊びに行かないかって……」
「きたこれ! もう完全に大雅先輩、有須にラブだね! 甘酸っぱいね!」
バシバシと俺の腕を叩きながら興奮する凪に、若干どう対応すべきが迷う。結果無反応を選ぶと、祠稀もオジサンみたいな凪に構わず口を開いた。



