僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「それはデートの誘いだろ」

「だぁよねぇ〜!?」


凪が一部始終を話して、聞き終わった祠稀の一言に有須は赤くなる。


「違うってば、もうっ! やめてよ〜」


両手で頬を包む有須は本当に恥ずかしそうで、俺は凪と祠稀が盛り上がっている理由がいまいち分からない。


「……デートって何? ふつうに遊ぶのと、何か違うの?」


本当に疑問に思ったから聞いたのに、凪と祠稀は衝撃を受けたような顔をした。


「ありがとう彗っ!」


なぜか有須にはお礼を言われるし。


「……どういたしまして?」

「はぁ……彗の将来が心配」


凪は溜め息をついてから、焼きそばを口に含む。


俺の将来、何か危ないの? 首を傾げてると、祠稀が口を開く。


「あのな、彗。デートってのは、好意を寄せてる奴らがするようなもんだよ」

「……うん、ん?」


好ましく思う人とするのがデート?