「それはデートの誘いだろ」
「だぁよねぇ〜!?」
凪が一部始終を話して、聞き終わった祠稀の一言に有須は赤くなる。
「違うってば、もうっ! やめてよ〜」
両手で頬を包む有須は本当に恥ずかしそうで、俺は凪と祠稀が盛り上がっている理由がいまいち分からない。
「……デートって何? ふつうに遊ぶのと、何か違うの?」
本当に疑問に思ったから聞いたのに、凪と祠稀は衝撃を受けたような顔をした。
「ありがとう彗っ!」
なぜか有須にはお礼を言われるし。
「……どういたしまして?」
「はぁ……彗の将来が心配」
凪は溜め息をついてから、焼きそばを口に含む。
俺の将来、何か危ないの? 首を傾げてると、祠稀が口を開く。
「あのな、彗。デートってのは、好意を寄せてる奴らがするようなもんだよ」
「……うん、ん?」
好ましく思う人とするのがデート?



