「もう! そんなんじゃないってば!」
祠稀と焼きそばを食べていると、「えー」と納得いかなそうな顔をしてる凪と、その背中を押す有須が部屋から出てきた。
「だぁーって、あの様子じゃ絶対そうだってぇ〜」
「だからありえないよ! 部活の話に決まってるんだってばっ」
有須は困った顔をしながらも、頬を染めている。
「なんの話ー?」
祠稀が焼きそばを口に運ぶのを止めて、ふたりを見る。俺もそれにならうと、凪がニヤニヤしながら俺たちのほうに歩み寄ってきた。
「あのね~」
「きゃー! やめて凪っ!」
「何照れてんのよ〜」
「だから、大雅先輩はただの部活の先輩なんだってば!」
「「たいが先輩?」」
俺と祠稀がハモると、有須はハッとして、凪はニヤニヤしている。
……たいが先輩って、誰?



