「本当に待ってなくていいの!? 待ってるよ!?」
「大丈夫〜! 気をつけて帰ってね〜!」
振り向いて手を振れば、「凪も早く帰ってきてね」と有須はかわいいいことを言ってくれる。彗も小さく手を振ってくれた。
有須と彗は優しいなぁ。見習ったらどうなんですかね、既に昇降口に向かった祠稀くん。
優しさの欠片もない。どんだけゲームしたいのって話だよね!
「はーあ……あたしもゲームしたぁぁーい」
でも彗に禁止されてるし…。携帯は忘れるし…。最悪よ。気分は最悪。
あたしはダラダラと、見るからに面倒くさそうに歩きながら、携帯を取りに教室へもどった。
「あれ? どしたの凪ー」
やっとこさ教室に辿り着くと、まだ何人か残っているクラスメイトに声をかけられる。



