「何? できたわけ?」
席に戻る途中で、不良に絡まれた気分。
「祠稀こそできたの?」
「当たり前だろーが。凪の頭と一緒にすんな」
フンッと鼻で笑う祠稀の頭を、思いっきり叩いた。
「っにすんだよバカ凪!」
「先生! 日向くんがバカとか言うんですけどー!」
「バカだろう、お前は」
「ぎゃははは! 言われてやんの!」
「日向、お前もだ」
先生の言葉に吹き出したあたしは、これでもかとばかりに祠稀を指差して笑ってみた。
「ダッサ!」
「はぁあ!? 凪だってバカ言われてんだろーが!」
「はい、じゃーバカふたりは置いといて各自かいさーん。お疲れ、明日も頑張るように」
あたしと祠稀の口喧嘩にクラスメイトは笑い、先生はさっさと教室を出ていく。
ちょ、先生!? ひどくない!?
ひどい!



