「バレー部の友達?」
「うん! 香織と朝希っ」
彗と祠稀の後ろを、凪と並んで歩く。
「あ、今ね、喫茶店行こうって話してたんだ」
「え! ほんと!? ケーキあるかなっ」
「あるらしいよー!」
「きゃーっ」と喜ぶあたしと凪を、彗は信じられないという目で見向いてくる。
「……女子って……変」
「なんだって? 女の子は糖分なくして生きられないんだからね!」
「いや、凪は塩分の間違いだろ」
クッとバカにしたように笑う祠稀に、凪はニコリと笑みを作る。
「喫茶店行く前に縫製屋さん寄っていいかしら〜?」
「コワッ! 針買う気かっ」
相変わらず言い争うふたりを彗と眺めながら、あたしはなんのケーキを食べようかなと考えていた。



