全ての授業が終わった放課後。
テスト1週間前から全ての部活動は休みになり、4人そろって下駄箱で靴を履き替えていた。
「凪ってマジでバカなのな!」
「祠稀く〜ん? そのお口、釣り針で縫ってさしあげましょうか〜?」
凪は焦げ茶のローファーを履きながら、冷や汗が出るような笑顔を祠稀に見せる。
あたしは急いでふたりの間に割って入り、喧嘩が始まらないように言葉を探した。
「でっ、でも凪は教えてもらえばちゃんと解けるんだから、バカじゃないよ!」
「さすが有須〜! いい子っ!」
あたしに抱き付く凪にホッとしたのに、横を通った彗が言ってはいけないことを口にする。



