僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「産まれた時間が0時で、1時間が大体3~4歳くらいなの。でも0.3をかけるのは初めて聞いた。あたしが知ってるのは、自分の年齢を4で割るほう」


俺はどっちも初めて聞いたけどな……。


「で? 何? じゃあ15に0.3をかければいいの? 今年16だけど、どっちのがいいわけ?」

「今の年齢でいいんじゃないかな。えっとね……」

「4.5。16歳だと4.8」


はやっ! 有須が暗算しようとする前に、彗が答えを口にした。


まさか頭いいのか……嘘だろ。そんなことを考えていると、眉間に皺を寄せる凪が目に入った。


「4.5なのは分かったけど、結局何時なの?」


さすがの俺も凪ほどバカじゃねーわ。


「朝の4時半だろ?」


有須に問うと、「うん、そうだね」と頷かれる。


「15歳と16歳だと、大体朝の4時半から5時になる手前あたり」


俺はもう一度メールの内容を見て、送られてきた通りに声に出した。


「数字が表す時間帯の意味を考えてみてください、だとよ」


そう言うと、俺を含めて4人全員が悩ましげな表情になる。