僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「……あー?」

何だこれ。

深夜1時半を回った頃、俺の携帯にメールが届く。


4人でテーブルを囲んでいた体勢はいつの間にか崩れ、俺と有須がソファーに座り、その下で凪と彗が床に寝転んで頬杖をついていた。


テーブルの下に両脚を突っ込んでうつ伏せになっていた彗が、見上げてくる。


「……何?」


だいぶ眠そうな彗を一瞬だけ見遣ってから、携帯画面に視線を戻した。


「人生が80年あるとして、それを1日に例えると」

「何それ」


すかさず凪が聞いてきて、俺は片眉を顰める。


「ダチから届いたメール。今日こんな話聞いたーとか、そんな内容」


寿命を80年だとして、人生を1日に例える。


1日は24時間。それを寿命の80年で割ると、0.3になる。


自分の年齢に0.3をかけると――…。


「あ、それ、あたし聞いたことある。人生を24時間に例えるんだよね?」


意味が分からないと思ってるのがそのまま顔に出てる俺と凪に、有須は「えっとね」と少し考えてから口を開いた。