「お前が保証人になれっ」
「あなたがなってくださいよっ」
見てるだけで、吐き気がする……。
颯輔さんは溜め息をつき、トンッと指先でテーブルを叩く。
「なんだか永遠に無理そうですね? 借用書はやめましょうか」
そう言った颯輔さんに、ふたりは助かったといわんばかりの安心した表情を見せた。
「ご自宅を売ったらどうですか? あの家なら2千万くらいで売れるでしょう」
「なっ……何を馬鹿なことを言ってるんだ!」
「借金が返せるなら安いものでしょう。それとも借金取りに追われるよりも、家がなくなるほうが怖いと? わがままな人達ですね」
容赦なく浴びせられる言葉の数々に、おじさんたちは怒りで唇を震わせる。
「彗っ! 貴様は育ててもらった恩を忘れ……っ」
「育てた?」
今まで笑顔を絶やさなかった颯輔さんが突然、顔色を変えおじさんの言葉を遮った。
「笑わせたいんですか? 最悪な冗談ですね」
――…颯輔さん……。



