僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



――ガシャンッ!!


気付けばテーブルの上にある物を全て床に押し落としていた。雑誌や、真っ二つに割った携帯。ペン立てや、飲みかけの缶が床に散らばっている。


「……っ……ぅ」


呼吸が苦しい。
体中が震える。
視界が、ぼやける。


……何もない。俺には、何もないんだ。


息をしてるはずなのに、心臓は動いてるはずなのに、生きてるのか、死んでるのかさえ分からない。


疲れる。
こんなことを考えるのも、湧き上がる感情を整理するのも、疲れる。


俺はずっと、地に足が付いてないみたいに、フラフラと闇の中を彷徨ってるみたいだ。


……光が、見えない……。


虚ろな視界に、床に落ちていた物が映った。