「まあ、七澤だって男だものな。それは、あんな可愛い女の子と一緒に劇ができて…しかも王子と姫という役柄だったら嬉しい筈だ」 …こいつは…。 心の中で呻きつつこめかみに手を当てて俯く俺の頭上、くるくると楽しげに、安藤の言葉が踊る。 「うむ。応援するぞ」 その言葉が、トドメだった。