昼休みのチャイムが鳴り、皆イスから立ち上がって教室の外へと出て行く。 後ろから肩を叩かれ振り向くと、後ろの席の笹が意地の悪い笑顔を浮かべてこちらを見ていた。 「総司、今日も安藤と飯か?」 「…ああ」 そう答えてから、笹の次の言葉がおおよそ予想できた俺は、イスから立ち上がり斜め前の席の安藤のもとへ向かった。 「…付き合ってんのか?」 遠慮がちに、声を潜めてそう訊いてきた笹に。 振り返って、自嘲気味に笑って見せる。 「そんなんじゃ、ない」