朝デスクに座りお互い会話することはなかった。 『佐藤と星野ちょっと…。』 腰掛けてすぐに課長に呼ばれた。 なんだろう。 『君たち2人に今度駅前にできるデパートにこの新製品を置いてもらえるよう交渉してきてくれ。』 『えっ?』 『なんだ、星野なんか問題でもあるのか?もしかしてお前たちやましいことがあるんじゃ…』 『そんなことないです。』 課長の言葉を遮断するかのように晴男はきっぱり否定した。