「生意気!」
ゴツン、と今度はどつかれた。
「いってー!」
「あたしの大事な娘泣かしたらどつき回すからな!」
いつもどつき回しとるやん!
「……二人で幸せになりなさい。二人とも、あたしの大事な子どもや」
そう言っておかんは仕事に戻って行った。
俺、めっちゃ周りの人に恵まれてる。
そう気づいた。
病院に戻ると、みんないた。
ヤスも、マナちゃんもシンゴもヨウスケさんもメグミさんも
もちろん、ミチも。
……ついでにマユミも。
みんなでいーひんようになった俺を探してたらしい。
俺は、泣いてるミチを抱きしめた。
「……ごめんな?心配させて」
でもな、ミチ。
俺ミチを幸せにする権利もらえたよ
俺とお前の、大事な母親から。
「一生離れへんから。」
一生ミチのそばにいて
一生ミチを愛し続ける
それができるのは、世界中で俺一人。
それをほんまに幸せに思う。
ミチには、俺しか知らん顔があって
俺には、ミチしか知らん顔があって。
それを一生守り続ける。
それが、俺の幸せ。
俺とミチが、神の前で永遠の愛を誓うのは
………もう少しだけ、先の話。
[END]

