ある日。
俺とミチの人生を変える出来事が起こる。
「お前アホやなぁ。バイクにひかれるとか」
足を怪我して、入院して数日。
ゲラゲラ笑うシンゴを一瞥して、携帯を取り出す。
「あー、ヒロくん病院で携帯はダメよ?」
そう言って俺の携帯を取り上げたのはナースのマユミ。
マユミはなんだかんだ俺に絡んでくる。
ハッキリ言ってウザイ。
「返せ」
そう言ってもマユミは得意のタコダンスでかわす。
「えー、怖ーい」
はぁ、と俺は大きくため息をついた。
「シンゴ。ミチ呼んできて」
「アホか、今授業中やし」
「ちっ」
あかん、最近ミチ抱いてないし会う時間少ないし死にそう……
「おい、ウジウジすんな気持ち悪いから。」
シンゴは元気やからそんなことが言えんねん。
めっちゃ心細い……
その時。
「相沢さん、採血しますよー」
「えー、怪我しただけやのに」
「あんた貧血なんやから、その検査しなあかんねん」
ベテランナースは俺のどんよりオーラにも負けずに採血をし出した。
「あんた何型?」
「O型。」
「ふーん」
興味ないんやったら聞くなよ。
採血が終わると、ナースは出て行った。
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