そっかこいつ、1年間ぐらいずっとベッドの中だもんな。 外ぐらい行ってみたいよな。 「いいよ。」 オレはそれを許可した。 患者か望んでいる事をやったり、あるいは与えたりして、患者の病気が快方に向かう事はよくある事だ。 「いいの?!」 「ただし、オレが同伴っていう条件付きだけどな。その条件飲むか?」 「飲む!」 「じゃあ午後の検査の後な!」 この時オレは、自分の仕事を増やした事に気づかなかった。