「え?」 「これなら治るかもな。」 「あたしの病気、治るの?」 「治るに決まってるじゃん。っつか、その為にオレは日本に来たんだよ?」 「え?先生、日本人じゃないの?!」 「れっきとした日本人だよ。両親共に日本人。まぁその話はまた今度な。とりあえず検査の結果のやつとかあるから。」 「はい。」 「じゃあ、お大事に。」 オレはそう言って病室を出た。 そして、オレはドアの前に立ち尽くした。