先生がくれたもの～運命に導かれて～

「新婦、水無瀬瑠璃。」


「はい！」


「貴方は何があっても、オレの隣で、オレのことを想ってくれる事を誓いますか？」


「誓います。」


当たり前じゃん。


あたしは先生以外の人を想う事も


先生以外の人の隣にいる事も


もう出来なくなっちゃってるよ？


っていうか、


あたし以外の人が先生の横にいるとか…


今は絶対ダメだよ？


「…瑠璃も誓いの言葉言って？」


「うん。」


あたしは少し考えた。


そして大きく深呼吸をして言った。