「お誕生日おめでとう!」 朝から先生がやって来た。 「ありがとう!」 「プレゼント、いっぱいあるから順番な。」 「そんなにいっぱいあるの?」 「おう。」 「先生、どんだけお金使ってくれたの?」 「オレの気持ちの10億分の1ぐらい。」 「…ありがとう。」 あたしは笑った。 先生も笑った。 これだけでも、十分過ぎるのに、先生は一体何をプレゼントしてくれるんだろう。