その小西先生って人は病室に入ってきた。 … え? あたしは目を奪われた。 長身で少し長めの髪の彼はとてもかっこよかった。 否、かっこいいっていうより、綺麗だと思った。 あたしは目が離せなくなった。 先生はベッドの傍の椅子に座って言った。 爽やかな笑顔と共に、 「小西純です。よろしく。」 昨日と今日の太陽みたいな、キラキラした笑顔だった。