『‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。』
(なんか他に話題ないかな)
屋上での沈黙は慣れたが、何だか車では落ち着かない。
じっとしてるとさっきのYESを思い出してしまう。
そわそわと車内を眺める。
高瀬の車は、黒の普通車で、外観も車内もシックで落ち着いた雰囲気。
高瀬のために作られたかのように感じさせるほど、彼によく似合っている。
どこからともなくいい香りもする。
横目で隣の男を見やる。
普段は見られないハンドルを握る姿に思わず見とれてしまいそうだ。
というかすでに見とれている。
『‥そんなに変?』
『‥‥‥!いや、別に‥。』
ぎくっとして視線を外した。
ふと、ドアポケットの中身に気付いた。
真っ赤な口紅。
(・・・・高瀬の、好きな人。)
助手席でのちょっとした優越感は、一瞬で脆くも崩れ去った。
(こんなの似合っちゃう人なのね。
ここに、いつも座るのかな‥。)
ここにきて現実味を帯び、その人の存在はさらに重くのしかかった。
『‥‥‥‥‥。』
(なんか他に話題ないかな)
屋上での沈黙は慣れたが、何だか車では落ち着かない。
じっとしてるとさっきのYESを思い出してしまう。
そわそわと車内を眺める。
高瀬の車は、黒の普通車で、外観も車内もシックで落ち着いた雰囲気。
高瀬のために作られたかのように感じさせるほど、彼によく似合っている。
どこからともなくいい香りもする。
横目で隣の男を見やる。
普段は見られないハンドルを握る姿に思わず見とれてしまいそうだ。
というかすでに見とれている。
『‥そんなに変?』
『‥‥‥!いや、別に‥。』
ぎくっとして視線を外した。
ふと、ドアポケットの中身に気付いた。
真っ赤な口紅。
(・・・・高瀬の、好きな人。)
助手席でのちょっとした優越感は、一瞬で脆くも崩れ去った。
(こんなの似合っちゃう人なのね。
ここに、いつも座るのかな‥。)
ここにきて現実味を帯び、その人の存在はさらに重くのしかかった。
『‥‥‥‥‥。』


