「そ、ココはあなたの意識の中。あなたが勝手に作り上げた、世界」 信じられなかった。 「そんなの、嘘だ。有り得ない」 私は必死で頭を振る。 「じゃあ、何故私はこうして元の姿に戻ってるのかしら?さっきまでそこで死んでたでしょう?……あなたがそれを見たくないと思ったからだわ」 「そんな……」 ぐるぐると今まで見た光景がフラッシュバックする。 「……っつう!!」 再びこめかみが鋭い痛みに襲われた。