どれくらいの間そうしていたのか、ふと我に返った時には変な姿勢でいたせいか、足がピリピリと痺れていた。 死体が、消えた? 有り得ない。 しかし……好都合では? 私は誰も殺していない。そういうことだ。 気分が少し軽くなった。 足の痺れが和らいだ私は、ゆっくりとその場で立ち上がった。 その時。