私はゆっくりと部屋を見渡した。 こじんまりとしたキッチン、リビング、ソファ……。 「違う……」 ポツリ、ひとりでに唇から漏れた声が部屋に響く。 違う。 そっくりだけれど。すごく似ているけれど。 「ここは…私の部屋じゃ、ない」