そしてボクは授業が終わると、愛海と一緒に速攻で学食に駆け込んで、そこでいつもカツカレーを食べていた。


 カレーが売り切れていたときはラーメンにする。


 もちろん、どっちも大盛りにしてもらっていた。


 ボクは授業の合間を縫ってバイトをしていて、生活費の一部は自分で稼いでいる。


 悠洋大は地方の私立大学だが学生数が多く、全学部が揃っていて、一学年が五千人ぐらいいた。


 文理が混じった一般教養の授業などは大抵大講堂で行われる。


 ボクは夜勤のバイトをしていて、真夜中フルに働き続けた後は、朝自宅アパートに戻って、そのまま寝ていた。


 当然ながら出席日数が足りない科目もあり、単位を落とすこともある。


 だが、ボクは三年生になった現時点では必修だけはちゃんと取っていて、後足りない分は、卒業までに取ればいいと思っていた。


 ボクがベッドからゆっくりと起き上がり、朝一番の熱々のモーニングコーヒーを淹れると、愛海も、