WILL

―剣―

『何をするんだ?』

?『ふん、見れば解る。』
男は、黒い、まるで闇のように黒い刃の刀を手に翳していた。

?『我が膂よ、刹那に篭めよ、破稟の剣よ!』

『ん?何だ、これは?』


僕の体を黒い空気が取り巻く。

?『直ぐに終わる。』

ぐたっ、僕は倒れてしまった。

?『ふっ、』

男は消えて行った。