WILL

『そうだな、どうせこのまま戦えないなら賭けた方がましか。はい』

手を差し出した。

?『ふっ、約束通り月仮の能力は能えてやる。ただし条件ある。』

『条件?・・・』

?『そう、条件だ。』

『何?言ってみて、』

?『このリングを持っていてほしい。』

僕の手に指輪が置かれた。
『何これ?ただ十字架が刻んである指輪じゃん。これを持ってるだけでいいの?』

?『ああ、それだけだ。』
すると「?」は腰に携えていた剣を抜いた。