大貴はあたしが泣き止むまで、ずっと抱きしめてくれていた。 いつもより力強くて、でも、あたしの腕を気遣ってくれてる。 そんな力加減。 眠るときは大貴の部屋で一緒に眠った。 珍しく、あたしは大貴の寝顔を見ることなく眠りについた。