そして……


「不妊の夫婦が今多い」


その言葉をここでも実感した。



調べれば調べるほど不妊治療を断念して養子を願う人がびっくりするほどに
多い現実。


実際に子供を迎えた人たちのブログなんかを読み漁る。


この人なら預けても良い。そう認定されるのも一苦労らしい。


10組中1~2組……とか。


それは何気に顕微受精の成功率よりも低い。


希望者が多い中で絶対に幸せにしてくれる家庭が選ばれる。預かる側は無条件に全てを受け入れる。


子の年齢、性別、国籍、障害の有無、それは「この子ですよ」と言われるまで明かされない。


あくまでも出会った子を我が子として育てて行くのだ。


まぁ、性別なんてのはそもそも選べないんだからそんな事で文句言うような人はまずお断りだろうけど。


ここまでは……認定されるかどうかは置いておいて全然問題ない。


双子の外国の赤ちゃんを育ててる人のHPも見たけれどそりゃあもう可愛かった!!


障害があったって幸せにしてあげたい。


そんな事、関係ないよ。


我が家に来てくれる待望の子なんだから!!


だけど……私達の問題は思わぬ所にあったのだ。