そして翌週。
やっぱり、リュウジは仕事を休めなかった。
ドキドキドキ。
一人で結果を聞くのはかなりの緊張で……胸が痛い。
泌尿器科に一人で行くのもなんとなく気恥ずかしい。
そんな気持ちを振り切るように結果に思いを馳せる。
ここまで来たら良い結果だとは正直思っていない。
ただ、今後の治療法が分かればいい。
それが第一歩。
「こんにちは! 桜木ですけど結果出てますか?」
「中どうぞ~」
入るなり診察室の先生の顔を観察してみた。
だけど、その表情からは何も窺えなくて……。
手元にあるのは結果が書いてある紙。
何が書かれているの?
淡い期待を胸に先生の前に座った。
だけど
そこに書かれていた数値は……私を思い切りどん底へと突き落とす内容だった。


