一緒に結果を見よう。 そうリビングで待機するリュウジの元へ、急いで検査をして戻る。 じわじわと判定の窓へ水分が染みていくのが見えるけれど、なんとか間に合ったらしい。 水平に置く事。 そう指定されたスティックを二人で穴が空く程見つめる。 「薄い……けど出てない?」 「うん、出てるよね」 うっすらと判定の窓に映る縦のライン。 それは時間と共にだんだんと濃くなって行き……