「1組って、確か……高津淳平と同じクラス?サッカー部の」 「はい!!同じクラスです」 なぜか敬語の桜子。 「俺、サッカー部入ったんだ。高津もサッカー部だから」 「知ってます!!!」 大きな声で桜子は言った。 それじゃあ、今の発言は誤解を招くかも知れない。 高津がサッカー部だってことを知っているっていう風にも聞こえる。 「そっか……」 ちょっとがっかりしたようにも見える涼太。 「背番号7番ですよね!!」 よし!! それなら誤解されない。 背番号7は、涼太のものだから。