涼太と淳平は、部活に遅れると言いながら、全力で運動場まで走った。 涼太、よく言った。 でもそれ以上に、淳平はよく受け入れることができたと思う。 けんかになるんじゃないかと思って、僕はこっそりパウダーを作っていたんだけど…… ドン!! 大きな音がして、僕は振り返った。 そこには倒れこんだトボ助の姿があった。