「ほら見てみ?
目開けたぞ?
あっ…泣きそうな顔になったぞ?
お腹すいたんじゃねぇの?」
「大丈夫だよ。
泣くのも赤ちゃんの 仕事。
看護師さんがちゃんと見てくれてんだから。」
さっきからずっとこんな調子の蓮。
こんなに子煩悩だったっけ?
二人でガラスごしの我が子を見ながら、 ああだこうだと話はつきない
嬉しそうに菜々香ちゃんを見つめて幸せそうに話す蓮の横顔を見て、何だかちょっと感動していた。
名残惜しそうにする蓮と一緒に、ガラスごしから菜々香ちゃんにバイバイと手をふりながら
この時の私はきっと
朝からの蓮の数々のオコナイをすっかり水に流しきっていたはず。
なんて私は…
寛大な女なのだろう?
この時はね?
そしてまたロボット歩きの再開。
ちょうど、面会時間終了を知らせる放送も流れたため
蓮を玄関口まで送ることにして、一緒にエレベーターに乗り込んだ。
目開けたぞ?
あっ…泣きそうな顔になったぞ?
お腹すいたんじゃねぇの?」
「大丈夫だよ。
泣くのも赤ちゃんの 仕事。
看護師さんがちゃんと見てくれてんだから。」
さっきからずっとこんな調子の蓮。
こんなに子煩悩だったっけ?
二人でガラスごしの我が子を見ながら、 ああだこうだと話はつきない
嬉しそうに菜々香ちゃんを見つめて幸せそうに話す蓮の横顔を見て、何だかちょっと感動していた。
名残惜しそうにする蓮と一緒に、ガラスごしから菜々香ちゃんにバイバイと手をふりながら
この時の私はきっと
朝からの蓮の数々のオコナイをすっかり水に流しきっていたはず。
なんて私は…
寛大な女なのだろう?
この時はね?
そしてまたロボット歩きの再開。
ちょうど、面会時間終了を知らせる放送も流れたため
蓮を玄関口まで送ることにして、一緒にエレベーターに乗り込んだ。


