僕にキが訪れる

今日の彼女は見慣れた制服ではなく、私服だった。

シンプルな柄の白いシャツに、下はジーンズにスニーカー。

女の子っぽい格好ではないように思えたが、しかし活発的なイメージのある委員長にはよく似合っていた。

……そういえば、こうして女の子と待ち合わせをするのは初めてだ。

自分にはそういったものは縁のないものだと思っていた。

2人の関係を無視してしまえば、これもデートと言えるのだろうか?


……イマイチピンと来ない。


まぁ、いいか。