先に延ばせばもしかしたら向こうがこの話を忘れてくれるのではないか、という期待もあったのだが、
「そう? じゃあ今度の土曜日! 桜木公園に集合!」
「あ、うん」
「そーと決まったら今からお弁当の用意しないと!
鈴木君、何が好き?」
「いや、別に何でも……」
「な、に、が、好、き?」
「……から揚げかな」
「了解、から揚げね! よし、それじゃ買出しに行くから、今日はコレで!」
言うなり、さっさと委員長は飛び出していってしまった。
と思いきや、玄関が再び開いて「10時集合ね!」との声。
そのまま勢いよく扉が閉められ、足音が遠ざかっていく。
「そう? じゃあ今度の土曜日! 桜木公園に集合!」
「あ、うん」
「そーと決まったら今からお弁当の用意しないと!
鈴木君、何が好き?」
「いや、別に何でも……」
「な、に、が、好、き?」
「……から揚げかな」
「了解、から揚げね! よし、それじゃ買出しに行くから、今日はコレで!」
言うなり、さっさと委員長は飛び出していってしまった。
と思いきや、玄関が再び開いて「10時集合ね!」との声。
そのまま勢いよく扉が閉められ、足音が遠ざかっていく。



