「でも私としては、キミにこのまま引きこもっててほしくないわけ」


「何で?」


「何で、って……そりゃ、委員長として、クラスの人には皆元気でいて欲しいじゃない?」


何故か少々どもりつつ、言い繕うように委員長は言った。

そこまで責任を果たそうとする人間が今の世にもいるものなのだな、などと彼女の言葉に感心した。

僕には到底真似できそうもない。

する気もないけど。