逆らおうなどとは思わない。

そのような気力も何もない。

むしろ望むところですらある。

このまま運命に身を任せ、木になるその瞬間までの時間をゆっくりと過ごそう。


たゆたうように、ただ静かに。


いつか自分がこの世界と同化するその日を待ち続け。