…というような会話があったのは十数分前。
今あたしは、その最上級スイートルームのベッドの上にいます。
「こんなとこ…あたしなんかが居ていいのかな…」
ベットの上で正座なんかしちゃってるあたしが、恐ろしいほどにミスマッチな気がする…。
さすが、最上級スイートルーム。
ここはホテルなんですか?って思わず聞きたくなるくらいの部屋の広さ。
「はあ…」
慣れない環境に、あたしは身体をベットに託した。
ギッ…っと、ベッドのスプリングが鳴り響く。
ちなみに遼平さんは、シャワー中。
あたしは柄にもなく緊張してきた。
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