「奈緒を初めて見た時…俺は奈緒に果さんを見たよ。 俺…ずっと果さんが好きだったんだ。 でも兄貴の婚約者だから…思いを伝えられなかった。」 そこで若王子さんは頭を上げると、私の目をまっすぐ見て言った。 「俺は多分、奈緒に果さんを重ねてた。」