絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




「泣く程岬サマが好きなんでしょ?」



「あたしが岬サマを…好き?」



「そうよ。

アンタが岬サマに抱いている気持ちは、「憧れ」じゃなくて「恋」なのよ」




「いいコだから…」と、茜はあたしの頭を優しく叩いてくれた。


あたしはそっと自分の胸に手を当てる。



今まであたしは、ずっと岬サマを追いかけてきた。

毎日、岬サマの事で頭がいっぱいだった。



だけど、その気持ちは…「恋」だったの?




「あたしはとっくに琴弥は自覚してるのかと思ってたけど…その様子だと、今始めて気付いたんでしょ」



「え…?う、うん…」




あたしは茜に頭を叩かれたまま、信じられないような自分の気持ちと格闘していた。




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