絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




岬サマがあたしの事を嫌いなのは自分でも分かる。


あんなに冷たいのは、明らかにあたしを嫌っているから。



だけど…保健室でのあの言葉。

何であたしにあんな事を言ったの?



考えれば考える程に分からなくなる…。




「…あたしは琴弥の話を聞く限り、岬サマは琴弥の事を嫌ってないと思うんだけど」



「はあっ…!?」




あたしは突っ伏していた身体を急いで起こした。


茜はニコニコと笑っている。




「でもあたし、酷い言葉いっぱい言われたんだよ?」



「甘いね、琴弥は」




茜はあたしの反論を笑い退けると、「そのうち、あたしの言ってる意味が分かるようになるよ」と、優しい口調で言った。




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