絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




「ねーぇ、琴弥…」




何がしたかったんだろう。




「ちょっと…聞いてる!?」




あの保健室での出来事が、あたしの頭の中で巡り巡っている。



…岬サマの目的が分からないよ。


あたしをからかって、遊んでたのかな。

それとも―――




「アンタの耳はどこにあるんじゃー!」



「きゃあっ…!!」




突然耳元で響いた声に、あたしは危うくイスから落ちそうになった。


目の前には…無理矢理作っていると思われる笑顔を貼り付けている茜。



どうやら、あたしは茜の逆鱗に触れてしまったみたいだった。




.