お互いの視線が混じり合う中、顔の赤みが引いてきた岬サマが口を開く。




「つーわけだから。

今日から俺、ここに住む」



「…へ?」




あたしはおもいっきり疑問の声を上げる。


と同時に、昨日の出来事が頭の中を駆け巡った。



岬サマの態度に散々悩まされて、涙まで流したのに。

今日学校に向かってる時だって、散々落ち込んでたのに。



…この時間は何だったんですか。




「岬サマってマイペースだな…」



「あ゙…?」



「いや、何でもないです」




また機嫌が悪くなりそうな岬サマに向かって苦笑いをするあたし。


岬サマは大きな欠伸をすると、近くにあったソファーに寝転んだ。




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