確かにそうだ。 あたしの誕生日プレゼントが岬サマで、 岬サマの誕生日プレゼントがあたし。 …なんだか、運命って感じがする。 「…俺にくれたプレゼントなんだから、一生離さねーからな。 覚悟しとけよ!」 「あたしだって…離してやらないもん!」 抱き合っていた身体を少しだけ離す。 そして… 「ずっと触れたくてしょうがなかった。 …やっと、琴弥を身体で感じられるな」 あたしの唇に、 岬サマの唇が、 …ゆっくりと重なった。 .