そうしている間に、キッチンに人がやって来る気配がした。 笹山さんが戻ってきたんだ。 そう思いながら振り向くと… 「お久しぶりです、琴弥さん」 「…と、亨さん?」 何故かスーツ姿の亨さんが。 その後ろには、紳士に戻っている笹山さんの姿も。 「岬の誕生日という事で、こちらに伺ったんですが、よろしかったでしょうか?」 「いえ、全然!むしろ大歓迎です!」 あたしは手を全力で振る。 そんなあたしを見て、亨さんは微笑んだ。 .