そんな調子でマンションへと辿り着いたあたし達。
大きな溜め息をつきながら、キッチンに足を運ぶ。
…そういえば、今日は岬サマの誕生日。
いつもより多めに時間があるので、今日のご飯は豪華にする事にした。
「…いい匂いですね、琴弥様」
「笹山さん!」
あたしが鼻唄を歌いながら調理を進めていると、キッチンに笹山さんが現れた。
笹山さんはあたしが作った料理を見ると、妖しく笑った。
「…こんなに豪華なのは、岬様の誕生日だからですか?」
「…は…はい…」
笹山さんの的確な答えに、あたしは認めざるを得なかった。
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