「とにかく!決戦は今日!
琴弥…頑張りなさいっ!」
一人テンションが上がっている茜は、イスから立ち上がるとガッツポーズを決め始める。
あたしはダイ君と顔を見合わせていた。
「…こうなった時の茜ちゃん、手に負えへんわ」
「同感…」
あたしの言葉を聞いたダイ君は、少し寂しそうに笑った。
「でも琴弥ちゃん。ホンマに今日がチャンスやと思うで?」
「…ダイ君?」
「正直言って、二人は進展が無さすぎや!
岬君は不器用やし、琴弥ちゃんも他の事でいっぱいいっぱいやろ?」
…ダイ君、さすがです。
あたしの事を全て分かっていらっしゃる。
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